2014年5月14日水曜日

☆アジア通信☆ ベトナムと中国の衝突/南中国海の呼称について





Change the name "South China Sea" to "Southeast Asia Sea"

                       "南中国海"から"南東アジア海"へ


お耳にしている方は多いかと思いますが中国がベトナム・フィリピンと繰り広げている南中国海での領土紛争が東南アジア諸国連合(ASEAN)と国連に広がっていますね。
5月初めにいきなり中国中海油田がパラセル諸島(ベトナム名・ホアンサ、中国名・西沙諸島)で石油ボーリング作業を開始した為、ベトナムが海軍艦艇を動員して阻止に乗り出したが中国艦艇が放水砲で攻撃しベトナム船舶8隻が損傷し6人が負傷させたニュースが8日ありましたね。11日にも双方の海軍と海岸警備隊艦艇で衝突、ベトナム側負傷者は9人に増えました。私が滞在中(5/3-5/10)のホーチミンではデモも無く暴動等はありませんでしたが、首都ハノイ(ベトナム北部)では怒ったベトナム市民500人余りが中国大使館周辺で中国のボーリング作業を非難するデモを行ったそうです。
私はその話をホーチミンのベトナム友人と食事している最中に知らせれました。

 ASEAN10カ国外相はミャンマーの首都ネピドーで採択した共同声明(10日)で「南中国海の緊張高揚に対し深刻に懸念している。普遍的に認められる国際法原則により平和的手段で紛争を解決せよ」発信し、シンガポールのシャンムガム外相は南中国海情勢を意識しながら「われわれは中立を守らなければならないが、中立は沈黙を意味しない」と話したとの事です。

それに対して中国は 「南中国海問題は中国とASEAN間の問題ではなく(主権がない)個別の国がこの問題を悪用して中国とASEAN間の友好・協力を破壊しようとしてはならない」と強調しているそうです。

そんな様々な思惑が渦巻くアジア情勢の中、現在”南中国海”と呼んでいる地域を”東南アジア海”に変更するのは?との記事をベトナム友人のFaceBook記事で見つけましたので少しでもアジアの実情に触れるお役に立てればと思い記事にしてみました。






In the sixteenth century, the world had little knowledge about Southeast Asia. Western merchants and sailors of that time called the sea, which is encompassed by the present-day Southeast Asian countries, the “South China Sea” to refer to the enclosed sea basin and its location in relation to the surrounding countries lying to the north of Australia, east of India, and south of China.  


☆要は。。。。。☆
16世紀に世界がまだ南東アジアについて皆が全く知識が無い時代に当時の欧米の商人や船乗り達が、現在の南東アジア諸国によって囲まれた海を、オーストラリア北方、インド東方、中国南方に位置する周辺各国に関する沿岸部等やその地域に触れる為に”the South China Sea"(日本的呼称では南シナ海)と読んだのが由来であり実態に即してないとの主張のようです。


http://www.change.org/petitions/change-the-name-south-china-sea-to-southeast-asia-sea?share_id=ifXFqVDVyK&utm_campaign=share_button_action_box&utm_medium=facebook&utm_source=share_petition

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